海陽学園が目指す全人教育

なぜ、海陽学園は全寮制なのか

なぜ、海陽学園は全寮制なのか

イギリスのパブリックスクールやアメリカのプレップスクールをはじめ、海外のリーダー養成校の多くは全寮制を採用しています。それは何十年、何百年と伝統の中で築き上げられてきた教育スタイルであり、国の核となるリーダーを育てる重要な教育の場なのです。
全寮制の意義は、生徒たちが徹底して学習に専念できることはもちろん、教職員や多くの仲間たちと規律ある共同生活を通じて、協調性や社会性、道徳心を養い、自分とは違う価値観を学ぶことができる点にあります。そして、互いの「良さ」を認めあいつつ、自らを律し、仲間のために尽くすことができる。海陽学園のハウス(寮)を舞台に、そんなリーダーにふさわしい人格を育んでいくのです。

海陽学園が目指す全人教育

全寮制の強みを活かし、
「社会で活躍するための能力」と「学力」を高めつつ、
豊かな「教養」を身につけるとともに、
生徒一人ひとりが自らの将来に向けた「志」を
醸成することを目指しています。

海陽学園が目指す全人教育のグラフ

「社会で活躍するための能力」
を高める取り組み

難関大学に進学したり有名企業に就職したからといって、必ずしも社会で活躍できるとはかぎりません。社会で活躍するためには「対人能力」「自己管理能力」「問題解決能力」といった力が求められます。海陽学園では、学力テストでは測ることのできないこれらの能力( いわゆる「非認知能力」)を可視化するとともに、学園生活のあらゆる場面で体系的に能力を育成していくプログラムを取り入れています。

社会で活躍するための能力のグラフ

「学力」を高める取り組み

基礎学力を徹底して修得するため、ICT化やハウスでの夜間学習を充実させるための環境整備を進めるとともに、教職員の指導力の維持・向上に取り組んでいます。また、生徒一人ひとりの学習状況を可視化し、学習の質を追求することで、学力を着実に向上させます。

良質な学習環境 ✕ 指導力の高い教職員 → 学力向上

豊かな「教養」
を身につける取り組み

すべての生徒がハウスで生活する海陽学園では、毎日の通学時間もかからず、仲間とともに過ごしたり自分自身と向き合う時間を多く確保することができます。緑豊かなキャンパスや充実した施設の中で、実体験を膨らませる創造的体験を通じて、豊かな教養を身につけていきます。

※STEM教育:Science(化学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の分野を統合的に学び、科学技術の発展に寄与する人材を育てることを目的とした教育プラン。

読書+STEM教育※+演劇・芸術鑑賞→豊かな教育

「志」
を醸成する取り組み

学園生活を通じて高めた能力を生かすも殺すも、生徒自身の「志」次第です。この社会の一員としてどうあるべきか、そして自分自身がどうありたいか。さまざまなサポートや講義、論集制作など探究学習の機会を通じて、生徒一人ひとりが自分自身と向き合い、大きな志を育んでいきます。

意志の涵養 ✕ 支援体制 ✕ 学び・気付きの場 → より大きな志へ