インタビュー

歯科医師として活躍している卒業生に聞きました

歯科医師として活躍している卒業生に聞きました

小倉 司
海陽学園1期生(2012年卒)
エスカ歯科・矯正歯科 院長

海陽学園の卒業生は多種多様な分野で活躍しています。今回は2012年に卒業し、現在は歯科医師として活躍されている小倉さんにお話を聞きました。

まずは自己紹介をお願いします。

歯科医師になって1年間は、今の勤務先と別の歯科医院で研修をし、2年目から今の勤務先である名古屋駅からすぐ近くにあるエスカ歯科・矯正歯科で勤務し、2年前から院長となりました。「患者様に心から思いっきり笑っていただける」よう、来院される患者様と向き合い、診療している毎日です。来年からは、同じく歯科医師である姉夫婦と共同で歯科医院を開業する予定です。

在学時はどのような学生でしたか。

テニス部に入って団体戦で県大会に出たり、ハウスみんなでスポーツフェスタに全力で取り組んだり、ハウス行事の企画をしたり、自分の姉にも参加してもらいバンドを組んで海陽祭に参加するなど学業以外でも色々なことに取り組む学生だったと思います。その中でも、特に印象的なことは、ハウスのリーダーを任せていただいた際、行事の企画などで生徒間で意見が対立する場面に頭を悩ませたことです。その時に当時のフロアマスターに自分の意見を押し通すのではなく、相手の意見にしっかり耳を傾けることが解決の糸口であることを若いうちに教えていただき、そのことを実践し、解決まで導けたという成功体験が今の自分に生きています。

海陽学園での経験が現在のお仕事に生きていると感じるエピソードを教えてください。

歯科医師として毎日、来院される患者様と向き合う生活をしております。患者様の抱えるお悩みは千差万別です。単純に歯を治療するだけでなく、患者様のお悩みをしっかりお聞きして、治療方針を決めていくことが大事であると考えます。その点では、相手の意見にしっかり耳を傾けるという意識を中学生の早い段階から身に付けることができたのは今の仕事に非常に生きております。
また、院長として人前で話す場面も度々あります。そういった場面でも臆することなく相手に伝えることができるのも海陽学園でのリーダーの経験が生きていると思います。

卒業後に感じる海陽学園の魅力はありますか。

歯科医師となると、歯科医師中心の人間関係となりがちです。しかし、海陽学園に入学し、6年間の寮生活を通じ、全国各地・様々な分野で活躍している友人たちと人間関係を構築できていることは自分への刺激となっています。この多様な人間関係を構築できることこそ、海陽学園の最大の魅力ではないかと感じています。この友人達との絆は卒業して10年経過してもなお、深まるばかりです。
その他にも、社会経験のあるハウスマスター・フロアマスターからのリアルな社会経験を聞く機会や著名な方の特別講義など、他の学校では経験できない学びができるのも非常に魅力的だと感じています。当時はその学びの素晴らしさに気が付いていませんでした。もっと真面目に聞いておくべきだったと今となって後悔しています(笑)
私にとっての海陽学園は、様々な人と出会い、成長させてくれた場で、まさに「第二の故郷」という存在です。近くに来る機会があれば、必ず立ち寄ってしまいますね。

最後に卒業生として、在校生や海陽学園への受験を検討している受験生にメッセージをお願いします。

【在校生へ】
振り返ってみると、海陽学園の6年間は長いようで短い期間でした。この6年間を有意義なものにするために、ハウスマスター・フロアマスターにサポートをいただきながら、やりたいことには躊躇せず取り組んでいって欲しいと思います。
また、社会人になると幅広い分野について取り組む機会は自分で求めない限り、なかなか作ることができません。海陽学園で与えられる学びは、非常に多岐にわたりますので、色々なことに一生懸命に学ぶと良いと思います。

【海陽学園への受験を検討している受験生へ】
海陽学園では、異なる考えを持つ友人達と円滑にコミュニケーションを取るための協調性、問題が発生した場合にどうやって解決すべきかいった問題解決能力をはじめとして、寮生活の中で様々なことを実体験で学ぶことができます。また、大人のサポートが厚いので、色々なことに安心して挑戦できる環境も整っていると思います。