インタビュー

医師として活躍している卒業生に聞きました②
平尾 建人
海陽学園3期生(2014年卒)
関西医科大学総合医療センター 腎泌尿器外科
海陽学園の卒業生は多種多様な分野で活躍しています。今回は2014年に卒業し、現在は医師として活躍されている平尾さんにお話を聞きました。
まずは自己紹介をお願いします。
腎泌尿器外科の医師を務めています。医師として勤務して5年目。徐々に外来診療や外科手術を任せられるようになりました。通常業務に加えて学会での発表や研究にも今後力を入れていきたいと考えています。忙しい毎日ですが非常にやりがいのある仕事で充実しています。
在学時はどのような学生でしたか。
学生時代は、しゃべるのが好きで仲間と過ごすのが大好きでした。ハウスでリーダーを務めたことがいい思い出です。学校行事も精力的に取り組みましたね。スポーツフェスタが思い出深いです。当時は競技以外にも応援合戦などもあり、隙間時間はずっとみんなで練習や準備をしました。また各ハウスにイメージカラーがあり、私のハウスはなんどピンク色で(笑)。有志の書いてくれたイラストをプリントしたピンクのTシャツを着てみんなで楽しみました。
医学部受験の時もハウスの仲間と団結して受験勉強できました。疲れたりしんどい時期も勉強し続けられたのは寮の仲間がいたからです。きっと、一人ではがむしゃらに勉強なんてできなかったと思います。
海陽学園での経験が現在のお仕事に生きていると感じるエピソードを教えてください。
チームで仕事をするときに、「自分のことだけじゃなく、周りを見る」ことの大切さを学んだのは、ハウスの生活だと感じています。リーダーシップを発揮する時に「こんな言われ方をしたら相手は嫌だろうな。」と相手の立場からの視点を手に入れることができたのは大きな財産です。ハウスでリーダーを務めた時は、リーダーとして「こんなハウスにしたい」と伝えても仲間は行動してくれなくて。気持ちは何度も粘り強く伝えることが必要だと知りました。
卒業後に感じる海陽学園の魅力はありますか。
学校行事でいろんな体験ができました。富士登山ではどうやって登頂を成功させようか仲間とたくさん話し合いをしました。筋トレしたり、階段ダッシュしたり。大人に言われなくても自主的に体力作りをする時間を作りましたね。生徒に考えさせる、行動を起こさせる環境があるのが魅力ですね。
一番思い出に残っているのは、雨の日の休日のハウスです。何もすることがない一日。ある先生が段ボールいっぱいボードゲームを持ってきてくれて、いつの間にか一日が過ぎていました。スマホやパソコンは触れなくても、先生や仲間と一緒に過ごすだけで楽しかった。遊び方もいろいろ工夫したな。何気ない日常がかけがえのないものであったと思います。

最後に卒業生として、在校生や海陽学園への受験を検討している受験生にメッセージをお願いします。
【在校生へ】
ハウス生活を供に過ごした仲間は一生の仲間です。学園にいる人に積極的に話しかけましょう。たくさんの経験をしましょう。私にとってその絆は何よりも深く強いものです。皆さんも一生の絆をつくってほしい。ハウス生活で協調性や他者への思いやりを学んでほしいと思います。ハウス生活での経験は実社会でも必ず生きてくるものです。
【海陽学園への受験を検討している受験生へ】
親元を離れる寂しさやつらさを感じてしまうかもしれません。勇気を出して挑戦してほしいと思います。新しい出会い、自分が変わることができる環境が海陽学園にはあります。寂しさやつらさを感じさせないスタッフが海陽学園にはいます。寂しさやつらさは最初の友達ができたらもう感じない。そして、それはそんなに時間がかからないものだと思います。自分を一歩前に進めたいと思うのであれば海陽学園を選んでみてはと思います。