インタビュー
国家公務員として活躍している卒業生に聞きました②
角谷 佳晃
海陽学園2期生(2013年卒)
農林水産省(現焼津市出向)
海陽学園の卒業生は多種多様な分野で活躍しています。今回は2013年に卒業し、現在は国家公務員として活躍されている角谷さんにお話を聞きました。
まずは自己紹介をお願いします。
海陽学園の2期生です。海陽生時代の地理の授業で、日本の農業の生産性が低いことを学び、なぜ日本では上手く行かないのか、自分で調べているうちに農業政策に興味を持ち、大学を経て、平成30年に農林水産省に入省しました。焼津市に出向する前は、1年おきに異動をしながら、TPP11の発効に伴う国内対策から、農林水産物・食品の輸出促進、採用、農地所有の規制緩和に至るまで、幅広く業務を担当していました。現在の焼津市では行政経営部に所属し、全体の政策企画、財政、DX、広報、税など、市全体に関わる業務を担当しています。焼津市をどうしたらもっと元気にできるか、市民がどうしたらもっと幸せに暮らせるかなどなど、日々考えることが主な仕事です。
在学時はどのような学生でしたか。
基本的には真面目な性格だったと思いますが、夜間学習では雑談ばかりしてしまい、フロアマスターの前の席で学習状況を監督されるといったこともありました(笑)。
特に印象に残っているのは、スポーツフェスタで応援団長をしたことです。スポーツフェスタはハウス(寮)対抗の行事になりますが、私が所属していたハウスは、当時、ハウス対抗行事の成績が全般的に芳しくありませんでした。応援団長に任命されてからは、せっかくみんなで取り組む行事なので、良い成績を残し、良い思い出にしたいと思い、どうすれば競技で良い成績を残せるかを仲間と話し合うなど全体を鼓舞し、その結果、見事、優勝することができました。
今思い返すと、周りを巻き込むとともに、必要な時には自分で責任をもって決断する、リーダーとして必要な、今も役立つ力を得た機会だと思いますし、そのように行動できたのは、ハウスマスター、フロアマスターに言われたからではなく、学園の中で、「リーダーとはこうあるべき」といった雰囲気、また、このようにチャレンジする生徒を応援する土壌があったからだと思います。
海陽学園での経験が現在のお仕事に生きていることはありますか。
公務員の仕事では、自分がやりたい政策を実現するためには、役所の中だけでなく、議会や関係団体、事業者など、多くの関係する方々に賛同して頂く必要があります。年代や考え方も異なる方々の賛同を得ていくうえで、自分の考えを理解し、共感してもらう力が非常に重要です。
海陽学園では、生徒主体で寮の運営やイベントの企画を行うのですが、そのなかで、どうしたらもっといいものができるか、友人やハウスマスター、フロアマスターと何度も議論を行います。
そういった議論のなかで、自分の思いを相手に伝え、理解してもらうにはどうしたらいいか、若いうちから考えてきたことが、今に生きていると感じています。
卒業後に感じる海陽学園の魅力はありますか。
社会人経験があるフロアマスターをはじめ、多くの大人と生活することにより、マナーや協調性など、社会人に必要なことを自然と身に付けることができるところだと思います。当時は当たり前だと思っていましたが、卒業してから、このことが当たり前でないことに気が付きました。
その他にも、自分が働きたい企業・業界がどんな仕事なのかをフロアマスターに聞くことができ、早いうちから、自分のキャリアイメージを持つことができますし、自分のなりたい仕事に向けて多くの教職員の方々から全力でサポートしていただけます。こういった環境が備わっていることこそが、海陽学園の大きな魅力だと思います。
最後に卒業生として、在校生や海陽学園への受験を検討している受験生にメッセージをお願いします。
【在校生へ】
海陽学園は、自分が挑戦したい夢に向かって、全力でサポートしてくれる環境が備わっています。安心してどんどん挑戦してください。
【受験生へ】
全寮制に入るということに不安を感じるところも多々あるかと思いますが、心配はありません。むしろ、楽しいことがいっぱいあります。ぜひ、海陽学園で色々なことを学んで欲しいと思います。




