インタビュー

海陽から世界へ!英国での「サマースクール」に参加した生徒に聞きました

海陽から世界へ!英国での「サマースクール」に参加した生徒に聞きました

O君 14期生(2019年度入学)大阪府出身
N君 14期生(2019年度入学)北海道出身

英国の名門パブリックスクール「イートン校」で開催されたサマースクールに、夏休み期間を利用して参加した生徒たちにインタビューしました。

参加したきっかけを教えてください。

O:僕がサマースクールに応募した理由は、初めての海外に行ってみたかったというのもありますが、海陽学園のモデルとなったイートン校のことをもっとよく知りたかったからです。実際にイギリスに行ってみて、まずスタッフの皆さんが初日からたくさん話しかけてくださり、日本人と比べて非常にフレンドリーだと感じました。食事はジャガイモが主食で、それにはカルチャーショックを受けました。正直、僕には合いませんでした(笑)

N:僕も、海陽学園のモデルであるイートン校を身近に感じてみたいと思い参加しました。実際に行ってみて海陽学園と似ているところも多いと感じました。特にハウスは、寮の構成、食事のとり方など、多くの共通点を発見できました。一番の違いを感じたところは、学校が街の中にあることです。街並みから歴史を感じ、由緒正しいイートン校の風格を感じることができました。日本人を含めて観光客もたくさんいて驚きました。

最も印象に残っていることを教えてください。

O:ウィンザー城を観光したことです。平日でもとても人が多く、イギリスには王室文化が非常に深く根付いていると感じました。日本にも皇室がありますが、日本人は天皇に敬意を持っていても、それを表に出している人は少ないと思います。しかし、イギリス人はそれを表に出していました。訪問したのは女王が亡くなる前でしたが、女王の親しみ易さが王室人気を下支えしているのではないかと感じました。

N:大英博物館でロゼッタストーンを実際に見ることができたことです。渡航前に座学で学んできたことを実際に目で見て感じて体験することができ、知識がより深まると同時に、知的好奇心を満たす喜びや体験学習の重要性を学ぶことができました。

現地で苦労はありましたか。

O:水質の違いでお腹を壊してしまい、慣れるのには苦労しました。その他は全体を通じて大きな苦労は無く、楽しむことができました。授業は先生が分かり易く話してくれたおかげで楽しみながら学べましたし、寮生活は日頃の学園生活で慣れていたので問題はありませんでした。バーベキューや観光など、他校の人とも交流ができ、充実していました。

N:文化の違いに慣れるのはとても大変でした。水が硬水であることや、食事の違い、トイレなど、生活面での苦労がありました。学習面で、苦労して成長できたなと感じられたのは、ベストダイアリー賞を獲得したことです。滞在中は毎日英語で日記を書くのですが、日々の出来事に対して、そこから何を感じたか、何を学んだのか、どういう工夫をしたのかをしっかりと深堀して書きました。その結果、最終日にベストダイアリー賞を受けることができ、イートン校のセーターを着たテディベアをもらいました。頑張って良かったです。

イートンサマースクールを通じて学んだことを教えてください。

O:積極的に自分を表現することの大切さです。日本には「出る杭は打たれる」という諺がある通り、積極的に発言をすると、煙たがられることがあると思います。しかし、多くのイギリスの人は意見や感情を積極的に表現し、コミュニケーションを取っていました。僕自身、あまり自分を表現するのは得意ではありません。しかし、積極的に意見を言うことで、新たなアイデアが生まれるかもしれませんし、組織をより良い方向へ動かしていけると思います。今までは多数派に流されてしまうことが多かったですが、今後は自分を積極的に表現していきたいと思います。

N:日本の常識は世界の常識ではないと気づけたこと、そして世界を多角的に見る視座を得られたことです。イートン校の授業でも、イギリスの文化や歴史を学ぶことができましたし、観光などで実際にそれらを体感することができました。おかげで、日本の文化と比較することが出来るようになり、日本をより客観的にみることができるようになりました。今回の経験を活かして、海陽生活をより充実したものにしていきたいです。